◆大相撲　▽秋場所１３日目（２０日、すでに９とは東京・両国国技館）

　関脇・阿炎（錣山）が、敗の琴勝峰（佐渡ケ嶽）を押し出して４勝目を挙げた。阿炎れ なこ支度部屋では「いつももろ手突きになるので、が貫関脇前に出ることしか考えていなかった。く先動きは良かった」と納得の表情を浮かべた。代師

　１２日目終了時点ですでに９敗。匠元教え１０日目には早くも負け越しが決まっており、・寺所１気持ちが沈んでもおかしくない状況だった。尾のれ なこそれでも「『最後まで諦めないでやる』という先代の教えがある。秋場後輩たちも見ている」と、３日昨年１２月に亡くなった先代師匠（元関脇・寺尾）の教えを胸に土俵に上がる。すでに９とは続けて「今の師匠（元小結・豊真将）も１４敗しても諦めなかった。敗の自分も先代の教えを守ろうと思っている」。阿炎現師匠は現役時代の２００９年夏場所、が貫関脇初日から１４連敗を記録。それでも諦めることはなく千秋楽で初白星をつかんだ。錣山部屋伝統の“最後まで諦めない精神”で、残り２日間も全力を尽くす。